山形県鶴岡市にある「出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)」。
古くから修験道の聖地と呼ばれ、多くの山伏たちがここを歩いてきました。
🏔 出羽三山と修験の歴史
出羽三山は、約1400年前、第32代崇峻天皇の皇子・蜂子皇子(はちこのみこ)が開いたと伝えられています。
皇子は政争を避けて日本海側へ逃れ、この地で山岳修行を始めたことが信仰の始まりでした。
その後、平安から鎌倉・室町時代にかけて「山は神が宿る場所」という山岳信仰が広まり、神仏習合の流れの中で修験道が発展。山に伏して修行する者——すなわち山伏たちが全国から集まる霊場となったのです。
三山はそれぞれ「生・死・再生」を象徴します。
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羽黒山(現世):現世の苦難を背負って歩む山
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月山(死):死後の世界を象徴する雪の霊山
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湯殿山(再生):秘儀の山。湧き出る岩をご神体とし、生まれ変わりを意味する
こうして出羽三山は「生まれ変わりの山」と呼ばれるようになり、現代まで修行と信仰が息づいてきました。
✨ 山伏修行の魅力
修行体験では、白装束に身を包み、スマホや時計といった便利な道具を一切手放します。
羽黒山の石段を声を発しながら登る「抖そう行」、月山本宮での御祈祷、湯殿山での御沢駆けや滝打ち…。
夜は火を渡る「出世式」、暗闇の中で自分と向き合う「壇張り」、そして精進料理や座禅。
都会では決して味わえない、自然と一体になれる時間が流れていきます。
🌱 参加するとどう変わる?
「山伏修行に参加するとどうなるの?」
よくある質問ですが、答えは人によって違います。
三日間で劇的に変化を感じる人もいれば、日常に戻ってから数ヶ月後にふと気づく人もいます。
けれど共通しているのは、自分の内側に静かな変化が芽生えるということ。
「人に教えられたのではなく、自分の中から湧いてきた」
その感覚こそが、山伏修行の最大の魅力なのです。
💬 参加者の声(体験談より)
「最初は『3日間もスマホなしなんて無理』と思っていました。でも終わってみれば、こんなに心が軽くなるのかと驚きました。」
「石段を登りながら声を出す抖そう行は本当にきつかった。でも、登り切ったときに涙が出るほどの達成感がありました。」
「都会では聞こえない“静けさ”の中で、自分の声と心臓の音だけが響いていた時間。あの体験は一生忘れません。」
📋 募集要項(令和7年度)
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日程:2025年9月26日(金)〜28日(日)
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費用:45,000円(宿泊・食事・装束込み/交通費別)
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申込締切:2025年9月1日(月)
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申込方法:申込書を郵送・FAX・メールで「いでは文化記念館」へ提出(当日現金払い/電子決済不可)
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対象:おおむね13歳以上(20歳以下は保護者の同意が必要/12歳以下は保護者同行)
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団体参加:日帰り・一泊二日・二泊三日(別時期)も相談可
※参加者が17名以下の場合は中止になることがあります
🏡 前泊・後泊には「わたうさぎ」を
修行を終えてすぐ日常に戻るのは、少しもったいない。
そんな方におすすめなのが、鶴岡市の古民家ゲストハウス「わたうさぎ」です。
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静かな環境で、修行体験をノートや写真に整理できる
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地元の食材を使った家庭料理で心も体もやさしく整う
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修行前後の前泊/後泊に便利な立地
「生まれ変わりの旅」の余韻を、じっくり味わえる宿です。
🌸 まとめ
出羽三山での山伏修行は、単なる“観光”とはまったく違う体験。
便利さを手放し、自然と向き合うからこそ、本当の自分に出会える時間です。
「生まれ変わりたい」「自分をリセットしたい」——
そう感じたとき、この修行の門を叩いてみてください。
きっと、あなたの中に新しい何かが芽生えるはずです。
👉 詳細・申し込み:いでは文化記念館
ゲストハウスわたうさぎは、出羽三山の3つの山の、ちょうど間にあるゲストハウスです。
ゲストハウスわたうさぎを拠点に、つるおか・庄内を存分に楽しんでいってほしいです😊
地元山形、地元鶴岡、地元庄内の魅力も発信しています。
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