秋が深まるころ、空気が少し乾いて、肌の調子が気になりはじめる。
朝の冷え込みで体がこわばり、なんとなく疲れが抜けにくい。
そんな季節になると、さちこさんの食卓に登場するのが「庄内柿」です。
甘くてとろりとしているのに、食べたあとに不思議と軽い。
スイーツのようでいて、罪悪感のない甘さ。
実はこの庄内柿、女性の体にとって“すごく頼もしい味方”なんです。
ビタミンとミネラルの宝箱
柿を一つ食べるだけで、みかん二つ分のビタミンCがとれると言われています。
このビタミンCは、コラーゲンの生成を助けて肌のハリを保ち、
ストレスに対する抵抗力まで高めてくれる心強い栄養素。
さらに、オレンジ色の正体であるβカロテンは抗酸化作用があり、
乾燥でダメージを受けやすい肌や髪をやさしく守ってくれます。
また、カリウムは余分な塩分を外に出し、
むくみを和らげる“天然のデトックスミネラル”。
そして食物繊維は腸の調子を整えて、
肌荒れや冷えにもつながる“巡り”をサポートします。
つまり庄内柿は、
「食べる美容液」と呼びたくなるほどのバランスを持った果物。
甘やかすようでいて、実は中から整えてくれる存在なんです。
冷えやすい女性にうれしい食べ方
東洋医学では、柿は“体の熱を冷ます”性質を持つとされます。
そのため、冷え性の人が生で食べすぎると、
お腹がひんやりしてしまうことも。
でも、そこはちょっと工夫を。
たとえばバターで軽くソテーして温かいサラダにしたり、
生ハムと合わせて塩分と油分をプラスしたり。
温める、あるいは脂質と組み合わせることで、
柿のやさしさを“からだに合う形”でいただけます。
果物に火を通すなんて邪道。
そう思われる方もいるかもしれませんが、嘘みたいに美味しいのでぜひお試しいただきたいです。
さちこさんのキッチンより
庄内柿は、生でも煮ても焼いても、いい顔を見せてくれます。
今日は、私がよく作るお気に入りを少しだけ紹介しますね。
🥢 庄内柿と春菊の白和え
豆腐とごまのコクに、柿の甘さがやさしく寄り添います。
まるで“秋の香りを食べる”ような一品。
🥗 柿と大根の塩レモンなます
しゃきしゃきの大根と柿のジューシーさ。
レモンの酸味でビタミンCをさらにプラス。
🍷 生ハム×マスカルポーネ×庄内柿
塩気と甘みのバランスが絶妙。
ワイン片手に、ちょこっとリッチな前菜に。
🍳 庄内柿のバター醤油ソテー
とろっとした果肉に、バターの香ばしさ。
温かい柿は甘みがぐっと深まります。
🥤 柿のヨーグルトラッシー
朝のビタミン補給にぴったり。
ヨーグルト+牛乳+柿+はちみつをミキサーで。
どれも簡単で、材料も身近なものばかり。
“季節の果物をほんの少しだけ工夫する”
それが、庄内流の豊かさだと思うのです。
甘いのに、太りにくい理由
甘い果物を食べると「太るんじゃないか」と思われがちですが、
柿の糖分は果糖とブドウ糖が中心。
これらは吸収がゆるやかで、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
さらに食物繊維が糖の吸収をゆるめる働きも。
つまり庄内柿は、「食べても体がよろこぶ」甘さ。
ケーキやお菓子の代わりに一つ食べるだけで、
体にも心にも満足感が残る。
すべての女性に喜ばれるデザートです💓
美味しく整う、庄内の秋
年齢を重ねるほどに、
「何を食べるか」が「どう生きたいか」と重なってくるきがしています。
甘やかすだけじゃなく、支えてくれる味を選びたい。
庄内柿は、そんな想いに寄り添う果物です。
季節のリズムに合わせて、からだを整える。
忙しい毎日の中に、ちょっとした秋の“余白”をくれる。
庄内柿のファンが日本中にいらっしゃる理由がそこにはある気がしています。
まだまだ語り足りないさちこさんは、
旬の短い庄内柿をできるだけ長い期間
楽しむためにやっている、
ドライフルーツづくりについて、
次回ご紹介する予定です。
お楽しみに🥰
今日の記事はここまで。
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