今回は、山形県鶴岡市にある知る人ぞ知る観光スポット、鶴岡カトリック教会(天主堂)をご紹介します。
明治期に建てられたこの教会は、洋風建築のなかに日本の伝統的な意匠を取り入れた、まさに「和洋折衷」の美しさが光る建築。
庄内の歴史と文化を体感できる貴重な場所なんです。
鶴岡カトリック教会とは?

鶴岡カトリック教会は、1903年(明治36年)にフランス人宣教師によって建立された、木造のゴシック様式教会。正式には「カトリック鶴岡教会 天主堂」といいます。
山形県鶴岡市馬場町に位置し、致道博物館や鶴岡公園からもすぐ。
観光ルートにもぴったりの立地です。
▶ アクセス
-
JR鶴岡駅からバスで約5分、「致道博物館前」下車 徒歩3分
-
ゲストハウス「わたうさぎ」からも徒歩圏内でアクセス良好♪
建築美が語る、“和と洋の融合”
この教会の一番の魅力は、なんといってもその独特な建築デザイン。
◎ 外観はゴシック、でも屋根は瓦!?
尖塔を備えたヨーロッパ風のゴシック建築…と思いきや、屋根はなんと日本瓦。
よく見ると、どこかお寺や神社を思わせる雰囲気があるのです。
◎ 内部はまるで寺院?格天井の世界
堂内に一歩足を踏み入れると、
天井には「折上格天井(おりあげごうてんじょう)」という、伝統的な日本建築に見られる意匠が広がります。
それでいて、壁際にはステンドグラスが輝き、キリスト教の荘厳な雰囲気も漂う。
この“異文化ミックス”な空間は、日本でも非常に珍しい存在です。
ステンドグラスと“黒いマリア像”の存在
◎ 光が生む神聖な演出
祭壇上部に設置されたステンドグラスから差し込む光が、内部をやさしく照らします。
午前中〜昼頃が最も光が美しく、撮影にもおすすめの時間帯です📸
◎ 日本で唯一の“黒いマリア像”
そして注目したいのが、ここに祀られている「黒いマリア像」。
通称「ブラックマドンナ」と呼ばれ、世界各地でも信仰の対象となっている神秘的な存在です。
日本国内で黒いマリア像が見られるのは、この教会だけ。
スピリチュアルな旅や祈りの場としても、全国から訪れる人がいるのです。
歴史に育まれた信仰と地域文化
明治時代、まだキリスト教への偏見が根強く残っていた時代に、この教会は地域と共に歩み始めました。
厳しい風雪の庄内で、120年以上もその姿を保ってきたこと自体が、地域との深い絆の証。
一度訪れれば、「祈り」がこの土地の空気に溶け込んでいることを実感できるはずです。
周辺観光も楽しめる♪
教会のあとは、周辺の観光スポットへ足を延ばすのもおすすめ。
-
致道博物館
庄内藩の武家屋敷や歴史的建造物が並び、庄内の文化を学べます。 -
鶴岡公園
桜の名所として有名。春には一面ピンクの世界に🌸 -
藤沢周平記念館
庄内が生んだ文豪・藤沢周平の世界に触れることができます。 -
ゲストハウス わたうさぎ
レトロな街歩きのあとには、町家風のゲストハウスでのんびり宿泊。
キッチン付き&連泊にも最適♪
まとめ|鶴岡観光の穴場スポットにぜひ
鶴岡カトリック教会は、歴史を感じさせる外観と、和洋折衷の内部美、
そして日本唯一の“黒いマリア像”という、数々の魅力が詰まった隠れた観光名所です。
観光スポットが多い鶴岡市街の中でも、ちょっとディープで静かな時間を過ごしたい方にぴったり。
わたうさぎから徒歩圏内にたくさんの観光スポットがあります。
歩いて散策に出かけませんか?
関連記事
鶴岡市中心部の魅力を堪能!荘内神社と周辺のおすすめスポット10選
今日の記事はここまで。
最新の更新情報はインスタグラムのストーリーズでお知らせしています。
フォローしてお待ちくださいね❣️
いいね・シェアも励みになります🥰