夏の庄内は、夜がいちばん華やぎます。日本海に上がる花火、闇に浮かぶ国宝の五重塔、ライトに照らされた滝——昼の海あそびのあとに「もうひと幕」を楽しめるのが、この季節の庄内の贅沢です。
今回は宿の人間として、泊まりがけでこそ味わってほしい2026年夏のイベントを5つ、ライトアップと花火に分けてご紹介します。お出かけの計画づくりにどうぞ。
まずは一覧(2026年)
| イベント | エリア | 2026年の日程 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 羽黒山五重塔ライトアップ | 鶴岡市・羽黒山 | 7/18〜9/23の指定日 | 12年に一度の午歳御縁年 |
| 玉簾の滝ライトアップ | 酒田市 | 8/7〜8/16 | 県内随一の直瀑 |
| ゆざ町夕日まつり花火 | 遊佐町 | 未発表(例年7月下旬) | 県内で一番早い花火 |
| 第33回赤川花火大会 | 鶴岡市 | 8/15(土) | 全国屈指の規模 |
| 酒田の花火2026 | 酒田市 | 9/12(土) | 最上川で約1万発 |
※日程・時間は各公式発表にもとづく2026年の情報です。花火は荒天で順延・中止、ライトアップも荒天中止の場合があります。お出かけ前に必ず各主催・観光協会の最新情報をご確認ください。
ライトアップ編
国宝羽黒山五重塔ライトアップ(鶴岡市・羽黒山)
わたうさぎから車ですぐの羽黒山。その杉並木の奥にそびえる国宝・五重塔が、夜だけ別の姿を見せてくれます。明かりに照らされて闇に浮かび上がる塔は、昼間の荘厳さとはまた違う、息をのむ美しさです。
そして2026年は特別な年。12年に一度の「午歳御縁年(うまどしごえんねん)」にあたり、記念企画も多数予定されています。夜間参拝限定の特別御朱印(2026年は直書き1種・書置き2種)や、キャンドルナイト、参道を彩るレインボーロードなど、見どころが盛りだくさんです。
開催は2026年7月18日(土)〜9月23日(水・祝)のうち指定日(全日ではないので公式スケジュールで確認を)。点灯時間は7月19:00〜21:30、8月18:30〜21:00、9月18:00〜20:30(各受付終了あり)。協力金は大人500円〜。随神門から夜の石段約300mを歩くので、ライトと歩きやすい靴を。クマ出没注意の喚起もあり、熊鈴があると安心です。問い合わせは羽黒町観光協会0235-62-4727(火曜を除く)。
宿からのおすすめ:日が落ちる前に上って、暮れていく空と点灯の瞬間を両方味わうのが贅沢です。
玉簾の滝ライトアップ(酒田市)
落差63m、直瀑としては山形県内随一という玉簾の滝が、夏の数日だけライトに照らされます。木立の奥でぼうっと光る滝筋は、昼に見るのとはまるで別世界。涼を求めるおでかけにぴったりです。遊歩道は整備されていますが足元は暗め、懐中電灯と歩きやすい靴でどうぞ。
開催は2026年8月7日(金)〜8月16日(日)、点灯は日没〜21:00(協力金100円/人)。問い合わせは酒田市八幡総合支所0234-64-3111。
花火編
ゆざ町夕日まつり 遊佐町民花火大会(遊佐町)
山形県内で一番早く打ち上がる花火大会。鳥海山と日本海を背に、西浜海水浴場の砂浜から間近で楽しめます。大音量のJ-POPに合わせて上がる花火と、海上・海中・陸上から同時に放たれるスターマインが名物です。
2026年の日程は現時点で未発表です(2025年は7月26日、例年7月下旬の開催)。最新の日程は、お出かけ前に遊佐鳥海観光協会で必ずご確認ください。会場は西浜海水浴場(遊佐町吹浦)、JR吹浦駅から徒歩約20分。駐車場は混雑するため例年JR利用が推奨、運営協力金は1台1,000円。問い合わせは遊佐鳥海観光協会0234-72-5666。
第33回 赤川花火大会(鶴岡市)
全長約2kmにわたる打ち上げ場所など、会場の広さを生かした規模が全国でも珍しい花火大会。全国花火大会50選に選ばれ、トップクラスの花火師が競う全国デザイン花火競技会としても知られます。2026年のテーマは「響輝 -HIBIKI- ~響く感動、輝く未来へ~」です。
開催は2026年8月15日(土)、19:15打ち上げ開始。会場は赤川河畔(三川橋〜羽黒橋)。荒天の場合は順延なし(中止)です。問い合わせは赤川花火大会実行委員会 事務局0235-64-0701。
わたうさぎは鶴岡市内。赤川花火は地元の夏のクライマックスです。混雑必至なので、宿を拠点に早めの行動がおすすめです。
酒田の花火 2026(酒田市)
雄大な最上川が舞台。全国の有名煙火店によるコラボ花火、二尺玉3発同時打ち上げ、大空中ナイアガラなど、約1万発が河口の夜空を埋めます。
2026年は9月12日(土)に開催予定。2025年までの9月中旬から前倒しされたのは、近年の大雨による最上川の増水・浸水や酷暑を踏まえたものです。会場は最上川河川敷(最上川河川公園)、問い合わせは酒田の花火実行委員会事務局0234-26-5759。
花火・ライトアップの前後に。沿岸のグルメスポット
夕方までの時間や、イベント前の腹ごしらえに立ち寄りたい沿岸の3軒です。
- ゆのはま100年キッチン(湯野浜温泉地域)……観光客も地元の人も交流する、湯野浜温泉の新しい食の拠点。
- SAKATANTO(サカタント/酒田港隣接)……飲食・物販、観光や釣りの情報窓口まで備えた、地域の食と観光の交流拠点。
- 渚の交番 カモンマーレ(加茂ベイエリア)……ソフトクリームや紅エビ・イカ墨を使ったオリジナルジェラートが並ぶ、地域づくりの総合拠点。
おわりに
海であそんで、温泉であたたまって、夜は花火かライトアップ。庄内の夏は、一日にいくつもの「いいとこ」を詰め込めます。とくに花火は混雑し、終演後の交通も時間がかかりがち。泊まりがけにすると、慌てずに余韻まで楽しめます。
わたうさぎは、そんな夏の夜あそびの拠点としてお使いいただける宿です。今年の夏が、みなさんにとって忘れられない一夜になりますように。お越しをお待ちしています。






